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| 老化防止のための漢方 − その20 − 「 糖尿病 」 |
糖尿病は現代医学的な治療をすべき事は当然ですが、漢方治療を併用する事によって患者さんの様々な訴えを軽減し、その後の経過が良好へと導く手助けになります。 ある日、20年前から糖尿病を患っている65歳の男性Yさんが来院されました。6年前に胃潰瘍の手術を受けてから、段々と糖尿病が悪化しきたようでした。更に1年前からは口渇がひどくなり、体重が減っています。最近疲れやすく、背中が痒く、湿疹が出来やすくなっています。また、足が冷え、大便は出にくく、いつも便が残っているような感じがして快通しません。 Yさんは真面目な性格の方で、1日の摂取カロリーを1400キロカロリーとする食事を守り、血糖は良くコントロールされています。しかし、幾つか問題もあり、最近では食欲が無く、仕事への意欲が湧かないと仰います。顔色は青白く、貧血気味で肌に艶がありません。診察してみると腹部は軟弱で、かなり陥没しており、動悸も亢進していました。そこで、「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」を服薬してもらう事にしました。2週間後に再診で来院された時には、Yさんの症状はかなり改善されていました。まず、便通が改善し、次第に食欲が出るようになってきました。体重も徐々に増加し、顔色もよくなってきました。足はまだ冷えますが、以前ほどではないと仰います。そこで暫らく漢方も継続して服薬してもらっています。この他、「八味地黄丸(はちみじゅおうがん)」なども使用されます。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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