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| 在宅医療・訪問看護のすすめ -その4-「社会性拡大の必要性」 |
人は年をとると様々な喪失体験をします。中でも経済基盤や健康を失うことは老いを実感させ、親しい人との死別や友人が少なくなっていくことなど社会的繋がりがなくなると、生き甲斐にも反映し、老いへの孤独感を味わい、生き方を変えてしまう事さえあります。 人は社会性のある生き物だと言われています。人は一人では生きていく事ができません。一人暮らしをしていても、何らかの形で私たちは人と関わり、社会と関わり、周囲と総合関係を結んで生きているのです。老年期こそ、社会との関わりが大切になってきます。お年よりは幾つかの喪失体験をしながらも、それなりに頑張って老後を生きているのです。 寝たり起きたりの状態になっても、誰かが訪れてくれる事で会話をし、一日に一回は外の空気を吸う時間をもつことで、生き生きとした生活が得られるのではないかと思います。そういったことで社会性を保ち、自己の存在を確認し、新しい生き甲斐を見出していけるのです。 在宅医療では、デイケアサービスやショートステイ、訪問看護が大切になってきます。それらを上手に利用しながら、その人らしい生き方を見つめながら、前向きに便利で楽しい生活を送りたいものです。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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