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| 0歳児からの漢方治療 − その2 − 「嘔吐と下痢」 |
子供の消化不良は大半がウイルスによって起こります。これらは空気を伝わってくるので防ぎようがありません。この場合は感染力が強く、しかもそのスピードは猛烈で次から次へと伝わっていきます。子供では嘔吐があれば下痢が始まることを予測しなければなりません。胃だ、腸だと言っているうちに熱が出てくるし、乳児であればケイレンすら起きかねません。親や私たちの目の前で子供が青白い顔をして何度も吐く光景は、はたで見ていても痛ましい限りです。ノドが渇くのか、水やお茶をガブガブ飲みますが、わずか数秒後、遅くとも数分後には噴水のように床一面に吐いてしまうので母親泣かせです。水だけならさほど問題はありませんが、胃液などに含まれる体にとって大切な電解質も失われるので、嘔吐が続けば脱水状態となっていきます。しかし、1日10回以上の嘔吐や下痢がなければここまでは進みません。点滴をなるべく避け、頑固な嘔吐・下痢に効く飲み薬は残念ながら極めて少ないのです。こんな時に頼りになるスーパーマンが「五苓散」です。また、どうしても飲めない子供には、注腸という方法も可能です。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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