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| 0歳児からの漢方治療 − その1 − 「虚弱体質」 |
最近、子供たちの体が何となくおかしいと言われています。いわゆる不定愁訴が多いじんましんなどのアレルギー性疾患がふえ、またくり返す下痢・嘔吐・風邪ひき・原因不明の腹痛・虚弱児、このような分野には西洋医学よりも東洋医学の出番が多くなります。今後、シリーズでお話しします。風邪ひきには、陽の気を強める「小建中湯」が最適と言われています。「小建中湯」は、子供のために作られた処方といっても言い過ぎではないほど病気がちの子供に役立つ漢方薬です。建中とは人間の真ん中、つまり胃腸の働きを強くするという意味を持っています。また、この処方には漢方の原点ともいうべき「桂枝湯」が含まれており、これが風邪をひきにくくしたり、皮膚を強くしたりします。気の働き、なかでも私たちの体に元来備わっている陽の気を強める作用があり、この働きの弱い人、風邪をひきやすい人には持ってこいの薬です。「芍薬甘草湯」と「桂枝湯」が組み合わさって「小建中湯」ができていることから、腹痛などの胃腸のさまざまな症状を改善しながら、一方、皮膚の働きを強めて風邪をひきにくくする作用があるので、こういう症状を持っている虚弱体質の子供には、うってつけとなります。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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