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| 困った時の漢方治療 − その34 − 「体重が減り過ぎてたちくらみ」 |
ある日、当院へ通院している人(30歳代の主婦)から聞いた36歳の主婦が来院しました。このUさんは、子供の頃からあまり丈夫ではなかったそうですが、特別な病気があったわけではありません。只、あまり体力がなく、疲れると胃が痛くなり、下痢をする体質でした。それでも、結婚したころにはやや細めという位で、身長は160センチ、体重は50キロ近くありました。体重が減り始めたのは出産後で、カゼをひいたり疲れたりするとすぐに下痢になり、この10年で10キロも減ってしまいました。本人によると「長く寝ていると腰骨が当たって痛い」程だそうです。さらに「いつもカゼをひいている状態で、薬を飲むと胃が痛くなりますし、抗生物質は下痢をします。カゼをひくと、口内炎ができて食べられなくなり、体重がすぐに減ります。この頃はすぐに疲れますし、たちくらみがひどくなりました。」この様な虚弱体質のカゼには「桂枝湯(けいしとう)」が良く、Uさんも一服飲んだだけで、体がスーッと軽くなりました。常用の体力増強には、胃腸が弱いことより「人参湯」、その後「小建中湯」としました。「小建中湯」に変更後4日目より食欲が出てきました。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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