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| 困った時の漢方治療 − その77 − 「昔からの子供の薬−小建中湯」 |
「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」は名前からも連想できますが、昔から子供によく使われたきた漢方薬です。いかにもひ弱で、食の細い子。おなかが痛い、頭が痛いといって、学校や幼稚園に行く前に、毎日のようにぐずるので、「登校拒否ではないかしら」と疑われたりする子。そんな子によく効きます。飲み始めると数日で食欲が出て、ぐずぐずいわなくなるから不思議です。また大人でも、虚弱体質で、胃腸が弱く疲れやすいと訴える人にしばしば効果があります。かくして、弱そうな女性が、おなかの調子が悪かったり、アレルギー性鼻炎や喘息で悩んでいるのをみると、好んで使っています。そして、よく効いています。ある親子は、母娘3人で飲んで、3人共効いています。最初に飲んだのは、母親です。長く微熱が続き、「風邪が治りきらない、生理のたびに風邪をひく」と、訴えて来院しました。続いて、16歳の長女です。痩せて弱々しく、冷え症・アレルギー性鼻炎・ひどい生理痛でした。その1か月後には、13歳の二女が小児喘息で来院しました。いずれも、おなかの調子の悪さという共通項があり、小建中湯等で徐々に解決しました。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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