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| 困った時の漢方治療 − その73 − 「夏は死んでるみたいな日々」 |
ある日、17歳の女子高生が来院しました。164cm,53kgのスラリとした長身です。花も恥じらう、箸が転げても笑うような年頃なのに、元気のない浮かない表情をしています。若いキャピキャピしたギャルなどというイメージとはほど遠く、青白く、ろくに陽に当たっていないような感じです。この 3〜4年疲れやすくてどうにもならないまま、学校に通っていました。いつもへばっているようなもので、修学旅行や体育祭・文化祭などは、その時は良くても、あとまで疲れが残り、また頭痛がしたりして、かなりの負担でした。中学の頃から、手足はいつも冷え、冬はしもやけに悩まされていました。胃もたれ・頑固な便秘・めまい・立ちくらみ・イライラしやすく、時々寝つきも悪くなりました。症状は、大人の自律神経失調症、更年期障害とほとんど変わりません。検査は全部正常でした。フラフラする事と寒がりに着目して、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」を処方してみました。ジワジワ効いてきて、冬のしもやけが、軽くなってきましたので、そのまま継続し、徐々に軽快傾向となっています。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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