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| 困った時の漢方治療 − その71 − 「スホ゜ーツウーマン 実は弱かった 」 |
女性の30代から50代までは、不定愁訴が非常に多く、同じ年代の男性とは全く違います。この年代の女性なら、よく聞くけばなんらかの不定愁訴は必ずあるものです。ある日、40代半ばの女性が来院しました。経理事務一筋に20年以上働き続けてきました。生理は不順ではありませんが、若いころから大変でした。出血量が多いのと、下腹痛、腰痛、頭痛がひどく、鎮痛剤くらいでは治まりません。生理休暇は1日では足らず、2日とれば2日間とも家でじっとしていました。そんな時はお化粧もしたくないし、痛みとイライラで当たり散らしたくなるので、職場でそれを我慢するのは大変でした。この女性は直接この話で来院したわけではありません。職場健診で高脂血症といわれ、その相談のついでの話なのです。腹診をしてみると、腹力はかなり充実していて、臍の左下を押すと痛みがありました。これは典型的の お血状態(局所的な循環障害)で、こういう時には、駆お血剤の「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」を処方します。2週間後、肩こりが軽くなって、腰痛と足の冷えはなくなりました。4週間後、月経困難は軽くなってきました。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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