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オムツが外れる頃には自然に排尿の習慣ができているものですが、これが4歳5歳になっても夜間に寝たままで排尿する事を、夜尿症(オネショ)と呼んでいます。夜尿症の治療と言っても、漢方薬に特効薬があるわけではありません。最もよく使われ、効果がみられる確立の高いものは「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」などで、これらはどちらかというと、神経過敏な子どもに適しています。夜ばかりでなく、日中もトイレに何回も行く子は膀胱の容積が少ないか、自律神経過敏のためです。風邪を引き易かったり、胃腸が弱く、虚弱体質傾向であれば、まず「小建中湯」の適応となります。ところが正反対に、元気もよく、血色がすぐれ、水分をガブガブと飲む子には「五苓散(ごれいさん)」や「白虎加人参湯」で喉の渇きを癒してあげると良いでしょう。また、小学高学年・中学生と大きく成長してからもずっと夜尿が続いている子には、漢方だけで治療することは難しくなります。こういう場合には、イミプラミンなどの西洋薬との併用が必要となります。大切なことは、焦らずじっくりと構えて、お漏らしをしないという自信をつけさせる事です。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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