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| 0歳からの漢方治療 − その17 − 「小児神経症」 |
夜泣きや寝ぼけと言っても様々なタイプがあります。やさしく泣くのから、火がついたように泣くのまで、千差万別です。寝ぼけもひどいものになると、家を飛び出して車に轢かれそうになった例もあります。しかし、相手は物事の分かった年齢ではないので、いくらなだめても泣き止むわけではありません。特に原因が思い当たらないのに、訳もなく夜中に泣き喚いても、現代医学では特別な治療法はありません。鎮静剤を飲ませればいくらか靜かになりますが、止めると再び始まります。しかし、夜泣きには、なんといっても漢方がよく効きます。漢方では、夜泣きのことを「癇(かん)の高ぶり」あるいは「癇の虫」と考え、この癇を鎮める薬として、例えば「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」や「抑肝散(よくかんさん)」などを使います。直ぐに効果は現れなくても、1〜2、3ヶ月もするうちに徐々に静かになっていきます。治療開始年齢が早ければ早いほど効果も早くなります。また、「刺絡(しらく)」という親指の端のツボを注射針で刺す方法も、効果的な治療法です。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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