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| 困った時の漢方治療 − その6 − 「風邪 − 2」 |
からだの一部に小さな感染巣があると、知らず知らずのうちに体調を崩しやすくなります。感染巣は、一種の『おでき』みたいなもので、小さなものであっても全身への影響は決して無視できません。たとえば、のどの慢性の炎症があれば鼻咽喉症候群といって、慢性疲労や自律神経失調症様症状のもとになります。また副鼻腔に感染巣があれば慢性頭痛を起こしやすくなります。しばしば内科的な検査をしても異常所見がないのに、年中風邪をひいているのは、慢性の炎症がのどを中心にした領域にあるからです。のどは家でいえば表玄関にあたりますし、第一線の現場ですので、常にのどを痛めない方法を考えておかねばなりません。ある先生は、年中風邪をひく人を『万年風邪症候群』といいました。私は、漢方薬の治療がすぐれていると実感しているので、『万年風邪症候群』には、漢方薬の治療をおすすめします。しかも、「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」や「柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)」、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」、等の柴胡剤(さいこざい)がもっとも効果的です。これらを、それぞれの体質に合わせて使用します。
高田メディカルクリニック 院長 古川 一雄
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